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ワールドカップの裏側で母が泣いていた。 [雑記]

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6月13日(日)、ワールドカップの裏番組。
NHK教育、ドキュメンタリーのテーマは『脳死』でした。

5人家族の次女は5歳の女の子

その次女の脳死を病院から宣告をされたお母さん。
『自分では心臓停止をさせることが出来ない』、と
結局最後は自然に心臓が止まるのを待たれていました。

病院は2つのことを例外として認めました。

ひとつは、お母さんが作ったパジャマを着させてあげること。
『本当はこの生地でお弁当箱を作ってあげる予定だったの』とお母さん。
作ったパジャマはピンク色ベースのパッチワーク。
とても可愛いパジャマでした。

もうひとつは娘を抱くこと。
ベッドからゆっくり先生方が持ち上げ、お母さんの腕の中へ。
お母さん、子守唄を歌い、おでことおでこをくっつけ、
泣き止むことはありませんでした。
『抱かなければ良かった、離れたくない』と。
NHKのHPにその時の様子が紹介されていました。
★ http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html
  来週は中国残留孤児の方のお話です。

私はこの少女の7倍以上の年月をとても幸せに生きてきました。
十分幸せでしたし、今もとても幸せです。
なので、出来ることなら少女の命と引き換えに私の命をあげたいと思いました。
本気でそう思いました。
しかし、それは不可能です。

このようなドキュメンタリーを見て私はどうしたらよいのだろうか?
このようなドキュメンタリーを見た私に娘を亡くしたお母さんはどうして欲しいのだろうか?
このようなドキュメンタリーを見せてNHKは私にどうして欲しいのだろうか?

結局分かりませんでした。
でも、それで良いのかも知れません。
お母さんの気持ちを100%理解してあげることは私には出来ません。
間違いなく私の想像を千倍も一万倍も超越しているに違いありません。

『当たり前にあるもの』は実は『奇跡的に存在しているもの』であると言うこと。
そしてそれは奇跡なのであるから簡単になくなってしまう日が突然くると言うこと。

それしか言葉が浮かんできません。

でも、ドキュメンタリーを見てとても良かったと思います。
私が生きていること、そして周りの全ての人が生きていることに感謝出来ました。

『生きていること』、ただそれだけがすでに『奇跡』なのかも知れません。

最後に、取ってつけたようで私の父には申し訳ないのですが。
私の父に、『ありがとう』を。
今年の父の日も元気でいてくれるだけで、私はとても幸せです。

PS いまだに何故この記事を書きたいと思ったのか分かりません。
   書くことに意味はないですし、私が書いても少女は生き返りません。
   ただ、少女の供養になれば良いな、と感じたのかも知れません。
   被爆者の方もおっしゃっていました。
   『語ること』が『供養』になるのでは?と。
   『意味がないのでは?』なんて思わずに。
   そう言う気持ちは大切にしても良いのかな、と最近感じています。

広島ピアノは下記HPで視聴できます。
広島ピアノ : http://www.myspace.com/hiropiano
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コメント 22

kazn

自分は決して人にはなれないのだから、
自分を大切にして生きていこうと思っています。
by kazn (2010-06-18 20:14) 

えんや

生きていることに感謝ですね。そして何より、、、今ある自分は両親、そしてその両親、、、と延々と続くご先祖さまがあってのことに感謝です。
遅かれ、早かれあれど、、、誕生は「死に向かってのスタ-ト」と言います。
大事に大切に、、、生きないと、、、と思います。
子供たちの「死」はほんとに辛いですね、、、。

by えんや (2010-06-18 20:50) 

summy

広島ピアノさん
お久し振りです。お元気ですか?

生きる事は、楽しい事、辛い事、嬉しい事、悲しいこと、いろんなことが起きるけど、すばらしいことですよね。

僕自身、娘が僕より先に逝くことなど考えられません。僕の命に替えても、僕より長く生きてもらいたいです。
親になってはじめて、ほんとの親の気持がわかりました。(遅いですね。。。)

「身代わりになってあげたい」「ありがとう」「語ること」「供養」
すばらしいことですね!意味のないことではないです。
人を思いやる気持が、世界中に広がれば、きっと平和になりますね。

僕も頑張らなければ!

また、来ますね。
by summy (2010-06-19 04:04) 

斗夢

ドキュメンタリー番組に興味があって見ています。
見なければよかったと思うことがしばしば。
なにも出来ないけど、こういうことがあるんだと記憶するだけでもいいんじゃないかと思うことにしています。
by 斗夢 (2010-06-19 07:58) 

MIKE

来ました、来すぎです、胸に - 読ませて
頂きながら、一緒に・イッパイ想いを巡らせ
考えこんでいって・・ ロクに気の効いた事
なんかコメント出来なくなってしまいました:
 それでも:PSでお書きの「語る」とか、
それから:思う/思い出す/忘れない、も
立派な供養だとミケは強烈に信じます(言っちゃ
悪いけど;葬式仏教のお得意様になった様な
供養しても「心」がシッカリ入っていないと
「先様」もそんなに嬉しくは無いでしょう)
by MIKE (2010-06-19 10:56) 

Rinko

記事を読んで涙が止まりません。
あまりにも我が身に置き換えて容易に想像できる内容に、この母親の言い尽くせぬ心の悲嘆が痛いように突き刺さってきます。ツライです。

生きていることはまさに『奇跡』ですね。

TV番組で放送された事で、この記事のご家族に少しでも前向きな変化がもたらされる事を願います。
そして女の子のご冥福を心よりお祈りいたします。



by Rinko (2010-06-19 11:16) 

兎猫

わが子の脳死判定・・・堪らなく辛いことですね。。。
医療が進歩した傍らで、良くも悪くも脳死という過酷な現実が増えています。いつ遭遇するかわからないその事態を、だれも覚悟なんかできていないでしょう。
私自身は、脳死になったら即刻そのまま死なせてくれるよう、過剰な延命措置は拒否するよう、周囲にことづけてあります。
脳死になって、“それでも生きている”という時間を作ってしまって、このボタン一つで“死”という枷を作らないよう・・・間違って数年後に~なんてことは望みません。。。
ただ、子供、それも5歳ではどうできたかわかりませんね。
・どうして欲しいのか・・・生きた証を残したい、現実を知ってほしい。。。
・どうしたらいいのか・・・安穏と過ごす日常に隣り合わせにある現実を知り、なるべく後悔なく、どのような形にしろ訪れるその時を・・・~たぶん、それができる人は何もなくてもできるんでしょうね・・・
“生きている奇跡に感謝を”、おかあさんはそう望まれたのかも。
by 兎猫 (2010-06-20 11:22) 

ソレイユ

ただジッと見ているしかなく自分ではどうすることも出来ないことほど辛いことは無いですね。お母様が抱き上げた時のお嬢さんの最後のぬくもりを味わってしまったことを想像すると胸が強烈に痛みます。
 人生には色々な場面に遭遇します。いつでも誰かの力になれるよう小さなことでもしっかりと感じて日常を大切に生きて行きたいですね。
by ソレイユ (2010-06-20 14:08) 

こば

>このようなドキュメンタリーを見た私に娘を亡くしたお母さんはどうして欲し>いのだろうか?

こんな親子がいたということを
知ってもらえるだけで十分だったのではないでしょうか。

本当は、こころの片隅でもいいから覚えていてほしい。
でも、年月とともに人の記憶は薄れていくこともよくわかってる。
だから、何かを感じてもらえたらそれで十分だったのではないでしょうか。

by こば (2010-06-20 15:34) 

SkyCruiser

語ることで、気付ける人も出て来るのではないでしょうか?
by SkyCruiser (2010-06-20 17:06) 

RobertCole

それが感性の可能性なんではないでしょうか。

物事には完璧な回答などなくて、何故だろうと思うことばかりです。
でもその何故?の先には不完全な未来がいくつも隠れています。
目の前で起きていることに対してその何故は無力かもしれませんが、未来に起こりうることに対しては有効となる可能性があると思います。

今まではそのことを考えもせずに目の前の犠牲を無駄にしてきただけなのかもしれません。

悲しみは、苦しんでいる人を気にかける配慮と人への優しさを自分に刻み込んでくれる。

そうして刻まれていった悲しみ喜び怒りの何故?が、いくつもの可能性の中から何かを決定するときの役に立てばと思います。

by RobertCole (2010-06-20 22:26) 

エコピーマン

脳死判定という医学的なガイドラインができました
厳密に様々な検査を繰り返し脳死判定がなされます
100%蘇生は不可能という状態です
しかし現実の脳死の問題は 難しいのです
ドナーカードに登録していても 最終的には家族の判断に委ねられます
体温があり 涙を流したり 脳の反応で身体が動いたり 
髪の毛・ヒゲが伸びたり 眠っているように家族には見えるのです
どうしても 愛する人が死んでいることを 受け入れられないのです 
しかし やがて脳は腫れて 生命の根幹部分脳幹を圧迫して
心臓は停止します
脳死の問題は 当事者 それもその状況に遭遇しないと
人はどう判断するかわからないといえます
私も脳死の問題をNHKの番組で見ました
以前 妻にドナー登録をすると言ったら 沈黙の反対をされました
でも脳死の判定が下ったら 人工呼吸器は外すように伝えました
医療費の無駄だと思うからです でもそれもわからないですね

by エコピーマン (2010-06-21 16:33) 

cjlewis

人間というのは基本、非常に自分勝手な生き物で、
幸せなときは、その幸せに気づかないことが多いものです。
でも、周りに悲しいでいる人、苦しんでいる人がいたら、
それを自分のことに置き換えて考えられるものです。
「自分じゃなくてよかった」と心の隅で思いながらも…。

「自分じゃなくてよかった」と心の隅で思ってしまうのも
また人間。私は悪いことではないと思います。
だって、みんな、まず自分の家族を守る義務があるのだから。

人の不幸を見世物にするような番組は最低だけど、
その番組を見たことで自分に何ができるかと考えること、
子どものころからそう考えられるようになること、
それが大事だと思うんですよね。

by cjlewis (2010-06-21 17:43) 

しばふ

そうですね。
少女とその家族はこれから、いや今も幸せにすごすはずが・・・。
泣いても泣き足りないこんなことになるのなら・・・。
長い間幸せに生きてきた自分の命を、
譲ってあげたい、と思うこともあるんでしょうね。
でもそうできないならば、
自分がその分、幸せに暮らすしかありませんんね・・・。
by しばふ (2010-06-21 19:08) 

銀狼

私自身、子を持つ親として、
非常に身につまされるお話です。。。
私にも、どうしてあげる事も出来ません・・・

世の中のこういった悲しい出来事の存在を知る事、
また、こういう事が少なくなっていくように、
我々には何が出来るのかを考えて行く事、
それを理解する事が、この番組の意味合いではないかと
私なりに解釈してはみましたが・・・

皆が健康で、ごく普通に平凡に暮せること

これが、一番尊いことなんでしょうね。。。

by 銀狼 (2010-06-21 20:43) 

rui

そのような方たちのためにも
毎日 笑顔で楽しく生きていきたい 
そして家族にもそんな気持ちになってもらえたら、、そう思います。
by rui (2010-06-22 08:14) 

バロックが好き

文章を読んだだけで涙が出ました。
今、こうしている奇跡、
出会った奇跡・・・
大切にして、生きていきたいと思います。
大切な命。
後悔することのないよう、
自分の最後の時まで
よい生を生き抜きたいと思います。
by バロックが好き (2010-06-22 10:44) 

nano

番組としては、私たちが知ることで
生きていた証にもなるでしょうし
何より、生きることについて改めて
考える時間をいただけますね?
by nano (2010-06-22 11:00) 

吉之輔

こんにちは、読ませて頂き、心が痛みました。
お尋ね頂きナイス有難う、此れからも宜しく。
by 吉之輔 (2010-06-22 14:56) 

hatumi30331

自分にできること・・それが伝える事なら、この記事を書いたことはスゴく良かったと思います。
心に響いた人が一人でもいたのなら、伝わったのなら、充分じゃないですか? 何人もの人に広島ピアノさんの気持ちが伝わったと思います。
私もその一人。伝えられた人が、命を大切にしよう〜とか、それぞれが思う事をまた誰かに伝える・・・これが「活動」の原点です。
押しつけじゃなく、伝える・・・が、大切ですね。
by hatumi30331 (2010-06-22 16:05) 

スマイル

こんばんは
>『生きていること』、ただそれだけがすでに『奇跡』
これで、少女のメッセージは、広島ピアノさんには届いている
そのことに意味があるのだと思います。
そして奇跡と思える生きつづけられる可能性をいただいていることに
感謝をし、真摯に生きることが大事なのだと思います。
私のブログは、作者の魂と見てくださる方の掛け橋になればよいと
思って始めました。広島ピアノさんのポリシーは、見てくださる方に
影響があると思います。一つ一つの記事が大事なメッセージ。
今回の記事も可成りのメーセージに効力があると思います。
大事なことは、あちこちから情報を発信し受けてに入ることが
大切だと思います。
今後も色々なメッセージを送り続けてください。
お待ちしています(笑)
by スマイル (2010-06-22 20:48) 

笑うオヒョウ

私にも子供がいます。

脳死の少女を抱く母親の姿に涙が止まりませんでした。
しかし、私にはどうする事もできません。

最近のTV番組は、うかれているだけのものが多いのですが、
たまに真剣に、生きているという奇跡のありがたみを感じさせてくれる
ものがありますね。
by 笑うオヒョウ (2010-06-24 01:15) 

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